“EAGLE – SOLDERING PASTE”

🧲 スポット溶接は接着剤やフラックスがいらないの?


⚡ 銅線をスポット溶接する場合は?

理論上は、
👉 フラックスなしでも溶接できます。

しかし、現場では事情が変わります。


🏭 なぜ銅線スポット溶接でフラックスを使うのか

🧲 銅は「熱を逃がしやすい」金属

銅は、

  • 電気がとても流れやすい
  • 熱も非常に逃げやすい

という性質があります。

その結果、

  • 表面だけが熱くなる
  • 中まで十分に溶けない
  • 接合が弱くなる

といったトラブルが起こりやすくなります。


🧪 フラックスを使う本当の理由

銅線スポット溶接でフラックスを使う目的は、次の3つです。

  1. 酸化膜を確実に除去する
  2. 電流を一点に集中させる
  3. 溶接品質のバラつきをなくす

その結果、

  • 強度が安定する
  • 電気抵抗が低くなる
  • 焼けや発熱が起きにくくなる

👉 モーター工場でフラックスを使うのは、
**「くっつけばOK」ではなく「品質を保証するため」**です。


✅ フラックス量の見分け方(現場でできる)

① 見た目(溶接前)

状態判断
うっすら濡れてツヤがある✅ 適量
白く乾いて粉っぽい❌ 少なすぎ
ドロドロして垂れる❌ 多すぎ

👉 正解は
**「朝露で少し濡れた銅」**のような状態です。


② 溶接中の音

  • 「プス…」 → ✅ 良好
  • パチパチ火花 → ❌ フラックス不足
  • バチン!と大きな音 → ❌ 酸化膜あり

③ 溶接後の色

判断
銅色〜少し銀色✅ 良好
黒・青❌ 酸化
白い粉が残る❌ 多すぎ

④ 引っ張りテスト

  • 銅線が切れる → ✅ 溶接OK
  • 溶接点から外れる → ❌ NG

❌ フラックスは多すぎても危険

フラックスが多すぎると、

  • 電流が逃げる
  • 金属同士が直接触れない
  • 中まで溶けない

結果、
**見た目だけ良い「危ない溶接」**になります。


🎯 まとめ

  • スポット溶接は理論上フラックス不要
  • しかし 銅線では使った方が安定する
  • 適量は 「少し濡れて光る」程度

銅線スポット溶接でフラックスを使うのは、
正しい現場判断であり、品質重視のやり方です。

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MAEDA

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